カラスノウタ
楽曲
詩片
文筆
交流
出自
更新
旅立
事故
(2003/8/5頃)
テールランプがやけに眩しかった。それは際限もなく拡がりつづけ、やがて網膜の全面を赤く染めた。つーんと血の匂いがした。その直後、Kは高々と跳ね上げられ、背中から路上に叩きつけられていた。彼の原付はぐにゃりとねじれて折れ曲がり、その姿のまましばらく横滑りして路傍に止まった。Kはそれを、まるで不思議なものでも見るかのように首をもたげて凝視しつづけていたが、すぐに何もわからなくなった。
<<
[一覧]
>>
Copyright© 2002-2012 鴉
@
カラスノウタ
All Right Reserved.