3ヶ月

人間の成長って悲しいほど遅いものだ。
ここ3ヶ月近く、アクセル踏みっぱなしでめいっぱいがんばってきたんだけど。

今、こう言えば、という瞬間が何度かあった。でもそういうとき、「それを言える自分か」が先に立つ。
言えば嘘になる自分なら、やっぱり言えない。チャンスがあっても掴めない。成長したい、とすごく思った。

でも成長しようと思えば時間ばかりがかかる。
そうこうするうち、言うべきタイミングは過ぎていく。

チャンスが目の前にあっても、それと認識すらできなかったかつてとは明らかに違った。
成長すべき方向も見えたし、なりふり構わずがんばることもできていた。
それでも、絶望的に遅かった。もがいてもがいて、間に合うことを念じていたけど。

何度目かのチャンスをくれた人がまた遠く離れていった。

久しぶりに音楽している。

ここ何ヶ月か、あれやこれやで精神的にツラいことが多かった。
それをなんとか昇華させたくて、ちまちまと言葉を綴ってみたりもしてたけど、ある日ことのほかツラい電話をした後で泣きながら(恥)ギターかき鳴らして歌ってたら、久しぶりに自分の歌らしきものが降ってきたよ。

これは今作らないと、アイディアとしてストックしとくとかそういうのじゃなくて。もうちょっとギターが上達したらとかじゃなくて、今作って明日にも録り始めないと、とすごく思って、始めた。それが先月の19日深夜。
実際はそのあと毎日試行錯誤して、曲がちゃんとできるまで10日くらいかかっちゃったけど。とにかく、今回はすぐに取りかかれたのがよかった。

それから1ヶ月ちょっとが経って、今はもうだいたい出来上がってる。ギターのアルペジオが弾けなくて、とりあえずソフトシンセで打ち込んだけどやっぱり自分で弾きたくて粘っているのと、ヘタクソなピアノソロをせめてもうちょっときれいに録りたいというのとで仕上がってないけど。
完成したらサイトにも上げたいな。サイト自体も、曲に先駆けてリニューアルしたし。(笑)けっこうがんばりました。

写真1:お手製の簡易ボーカルブース。音パソを置いてるメタルラックと、向かい側の窓のカーテンレールとの間にダイソーの伸縮棒を渡して、そこからユザワヤのフリース毛布を垂らしたりして吸音してる。

写真2:実際は毛布を下ろして、こんな状態で歌うわけです。毛布はなぜか左右色違い。どうしてそうなったかは忘れた(・v・;)

写真3:ディスプレイとスピーカー。使ってるソフトはSonarX1。

<今後の予定>
・2ndギターの録り直し:とりあえずひたすら練習(--;
・なんちゃってピアノソロ:腕の問題はもとよりだけど、手持ちの音源がどうにもしょぼいから何か買うかも。あとはひたすらトライ&エラー。
・ボーカルの修正:友達に聞かせたら見事に言われた「サビ以外のとこで音程がときどきおかしくない?(・Σ・)」・・・でももう散々録り直した後なのでこれ以上やりたくない。(笑)あとは修正ソフト(Sonar付属のV-Vocal)が頼り。
・ミキシング:Aメロではパート数が少ない中でボーカルがやたらと目立ってて、サビになると逆に埋もれがちになる、みたいな問題がどうしてもあるのでバランスを調整。

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「50/50(フィフティ・フィフティ)」を見てきた

「サラの鍵」を見ようと思って、あれこれ調べてるうちにたまたま「50/50」という別の映画が魅力的なのに気づいてしまった。おまけに少数の映画館でしかやってなくて、しかも上映終了寸前だと気づいたので急遽見てきました。
今回行ったのは「新宿武蔵野館」という初めての映画館。

新宿駅を中央東口から出て、地図で目星を付けておいたあたりをうろうろしてみたものの看板とか何もなくて困ったけど、とあるビルの名前がそれらしかったので入ってみた。
ずんずん入っていくと、地下に下りるのと地下から上ってくるのと、2本のエスカレーターがあるっきりの変な空間。上の階に行くにはどうしたらいいのかサッパリわからないよこれじゃ(汗)・・・ああ、写真撮っとけばよかった。言葉じゃちょっと伝わらないだろうなあの違和感は(悲

めげずにエスカレーターの脇を迂回して、さらに奥に進んでいくと、やっとエレベーターが見つかりました。案内板に映画館の名前があった。

とりあえずチケットを買ってから、例によって昼食に。
ここしばらくの散財方針と「君子素餐するなかれ」の格言に従って、この前とてもおいしかったAGIOのピザを食べに行った。この日は木曜日で平日だから、前は食べられなかったランチセットが食べられるはずなのだ。

もう1時半くらいだったし、目論見通り店は空いてて、10分も待たずに入れた。ここのピザランチセットは、ピザの種類があらかじめ決まってて自由に選べないのが難だけど、おいしい店は何食べたっておいしいんだからいい。この日のピザは「ほうれん草と蟹、トマトが入ったピッツァ」でした。
この前は緊張しててただ黙々と食べたけど、この日は2度目だし、じっくり味わいつつもジャンクリストフを読み進めながら、堂々長居してきたよ(-”-)ノ

ジャンクリストフは長いけど意外と読みやすくて、この日はレストランでのこの時間を中心に、家に帰るまでに70ページあまり読み進んだ。家にいる日はいろいろやることがあって読書はほとんどできてないけど、この作品はひとつひとつのエピソードが印象的で1週間くらい空いてもすぐ作品の世界に戻れるし、いい感じで読めてます。
ロマン・ロランは子供の立場から見た世界を描くのがとても上手な作家だなあ。

そして肝心の「50/50」だけど。かなりいい映画でした。
ラジオ番組を制作してる27歳の主人公は、ウッチャンとストイコビッチを足して2で割ったような、実にいい顔をした俳優。(笑)「いい人」感全開の笑顔がアップで何度も出てくるけど、それでもバカっぽくもならなければゲンナリもしないんだから大したもんだ。
よほど素の性格が素直な人なんだと思う。その意味でもなんとなくウッチャン的というか。(何

そんなお人好しの主人公がある日突然、半年後(だったかな?)の生存率が50%の癌だと告げられるところから物語は始まる。その彼が、運命の手術に臨むまでの日々(後日談も少し)を描く、いわば闘病コメディともいうべき作品。
コメディといっても、コミカルにすることが冒涜感につながってない、あくまでも趣味のいい映画です。現実から目をそらしてもいないし、人間を描いてる。「病気のことを笑いにしちゃうし、悲惨さは多少和らげるけど、偽りはいわないよ」というような、真摯な姿勢が垣間見えて僕は好きだった。

ちなみに映画館は、これまで行った中でいちばん小さかった藤沢の某映画館(「Dr.パルナサスの鏡」を見た。ずいぶん前の話で、日記は書いてなかったと思う)と同じくらい古びてて、さらに一回り小規模で。スクリーンなんか、小金持ちのプライベートシアターって感じでした。(笑)
それでもまあ、感じのいい映画館だったしクーポンも使えたし(コソ)よかったよ。プリントアウトして持っていくと300円引きになるから行く人はお見落としのないように!

カンガルーにリベンジと宇宙人少々

このところ地味に話題の映画「宇宙人ポール」。川崎アートセンターのメンズデー(木曜日)利用して見に行ってきました。

映画の前に、まずはパンの名店「カンガルー」に。昨年末に行ったときは併設のカフェが開いてなくてパンだけ買って帰ったけど、今日はちゃんと開いてた。アフタヌーンプレートというサンドイッチを中心にしたセットを食いつつ、映画の時間になるまでゆっくり「ジャン・クリストフ」読んで居座った。
相変わらず本を読むのはすごく遅くて、やっと第一巻の100ページ目まで来た(^^;

その後、映画館近くの小田急OXでこのところお気に入りの某「茶葉2倍ミルクティー」を調達し、映画館へ。席について見渡すと、メンズデーというだけあってさすがに男が多かった。

本編の方は、面白おかしく軽いコメディを期待して行って、たしかにその通りだったけど、こんなに「いい映画」とは思ってなかったなあ。うんうんいい感じ、うんうん、とエンドロール見ながら我知らずうなずいちゃうような充足感。(笑)
帰り道に歩く足がずんずん速くなるような、そういう種類のいい映画でした。あと、けっこう堂々たるロードムービーです。

いろんな過去の名作のパロディが詰まってる、っていう趣旨の紹介をよく見るけど、それが中心になってしまってはいない。たしかに、元ネタのわからないネタらしきものもあったけど、それはあくまでも横道で、本筋の物語がしっかりあって魅力的だから、僕みたいなにわか映画ファンでも素直に楽しめます。
お薦めしてくれたAさんとMさんどうもありがとう。見てよかった。薦められなかったら見てなかった、この映画は。

帰りはユニクロの安売りのシャツ類を少し仕入れたり(色彩を増やす方針)、あとABCマートでデザインのいい靴が出てたので購入。この靴はホーキンズだけど僕の苦手な「GT」ロゴがないモデルで、形的にはすごく好み。6000円程度で買えたし。
いまメインで履いてる靴は細かい縫い合わせが多いデザインが災いして、ベロの部分とかがちょっと崩れてきてたので思い切った。

置かれてる状況からいえば、今は「散財してる場合じゃない」ってことになりそうなんだけど。(笑)むしろある程度散財してしまう方針で生きてみてます。
ここでインプットを減らせばジリ貧になるような感覚があって・・・あと、今はひょっとすると、前半生で最後の長期休暇のチャンスかもしれない。なんてことも少し思っていて。
だとしたら、ここで微々たる貯蓄にしがみつくような方向に行ってしまうのはダメだろうなー。と、なんとなく。

桜木町KIKUYAのスープカレー

桜木町のスープカレー店「KIKUYA」にやっとこ行ってきた。
まえ行ったときは定休日で入れなかった店。そのときは外からなんとなく見てみて、入口の狭い、わりと閉鎖的フンイキの店かな?とか想像してたけど、実際は正反対で、大きな採光窓が前面に開いたすごく開放的な空間だった。

とてもリラックスできるし、できるの待ってる間本読んだりしてるのも悪くない。ただいかんせん人気店のうえに狭いので、2時過ぎても店の外で待たされる人が出てたりするからある程度で出ていかざるを得ない。(笑)僕が着いたときは運よく空席があったけど、しばらくしてカレー食ってたら隣の席の人が相席お願いされてたりしてビックリした。もう2時半なのに。

カレーは「木の子とチキンのスリランカ風」を選択しました。スープカレーだからご飯と別々に食わなきゃならないのが面倒だけど(かの坂本竜馬も言った。「あれは、面倒がないキニな・・・飯と菜をべつべつに食う面倒が、じゃ」)、味の方は僕がこれまで食べたスープカレーの中ではダントツで一番だった。

そもそも、実をいうと僕はスープカレーで「ほんとにおいしい」と思ったことが1回もなかった。普通のカレーじゃなくスープカレーにした結果、味まで薄くなりました、みたいなスープカレーしか知らずに今まで来てしまっていたけど、今日初めて「スープカレーである必然性」みたいなものを備えたスープカレーに出会えたよ。
スープだからこそ、スパイスの充実感や複雑さが必要、なんだろうなたぶん。カレーを食べて、ごはんを食べるまでの間に、口を満たしたカレーの風味が薄らいでしまわない。味が濃い口なわけじゃなく、「風味の濃い」スープカレー、だった。

ご飯の量は3段階で注文できるようになってて、150/200/300gから選ぶように言われて相談してみたら、男性だと普通に食べて300、女性なら200が目安だと教えてくれたので300にした。でも僕にはちょっと多すぎて、後半だんだん苦しくなった挙げ句残してしまったのがもったいなかったな。よくよく考えてみれば、僕は平均的な成人男性より少食なんだった(--;
あと、ご飯の真ん中あたりにちょっとだけど「びちゃっ」とした感じになってる箇所があったのが惜しかったなー。

スープカレー初心者ながら僭越にも採点させてもらうなら、10段階の9ってとこかな。食後、例の「ジャン・クリストフ」を読みつつ飲んだコーヒーもちょっと薄口ながらスッキリおいしかったし、わざわざ行くだけの価値がある店だと思う。
もう1度は必ず行く。次はご飯を200にして。

食事のあとは例によって映画。役所広司主演の「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を見たんだけど、マアマアでした。(笑)
山本五十六という人には数年前、この映画の原作(半藤一利「山本五十六」)とは違う阿川弘之版の小説を読んで興味を持った。その作品を信じる限り、この山本五十六という人は気の毒なことに、太平洋戦争当時の海軍総司令としては場違いなまでのリベラリスト、リアリストにして雄弁な非戦論者だったらしいんだよね。

その持論が敗れ、自らが絶対反対したアメリカとの戦争を指揮せざるを得なかったという経緯はまあまあちゃんと描けてた。海軍内部の描き方、五十六一家の描き方もリアリティがあってよかったと思う。演技という点では、南雲中将役の中原丈雄という俳優と、あと椎名桔平がよかった。

ただ・・・ダメなのは、銃後の民間人たちの描き方。時代の閉塞感をセリフとしては口にしつつも、皆さん大本営発表への疑問とかおおっぴらに言い合ったりして、無責任な現代っ子って感じにしか見えないのが残念だった。(笑)海軍内部の描写にはそれなりのリアリティがあるだけに、そこの温度差に立場的なギャップというよりもむしろ世代ギャップを感じてしまって、時代の空気みたいなものが感じられない。
先日見た「硫黄島からの手紙」が名作になって、こっちが凡作に終わってるのはそのへんが理由だと思う。

あともう一つ、青年パイロットたちの描かれ方も浅薄で、生き死にのリアリティがまったく欠落していた。非常に記号的な扱いで、はっきりいって陳腐そのものだった。

帰りは映画館のビルの地下に無印良品があるのに気づいたので寄ってみた。冬の終わりに向かってけっこう安売りの品が出てたので、細身のデニムブラックのジーンズ(1000円引きで2900円)と、あと灰色系のズボン(50%引きで1490円)を買ってみた。
この店は試着室が使いやすいのがいいな。僕の行動半径の中では、戸塚のユニクロに次ぐくらいに使いやすい、いい試着室。試着室がダメな店といい店とでは、ファッション系の買い物の疲労が4倍くらい違うってことに最近気づいちゃったんだよね。(ボソ

裾上げの対応をしてくれた店員さんも感じよかったし、この店にはこれからも気持ちよく寄れそうな気がしてうれしかった。